昔、アオギリの種子を炒ってコーヒ豆の代用にしたというカカコノキやコーラ飲料のコラノキもアオギリ科である。樹皮が青緑色で葉がキリの葉に似ているところから名がついたという。葉は互生で枝先に集まる。掌状で3~7裂する。葉柄は長い。花は雌雄混合で枝先に大型の円錐花序を出す。花弁はなく花弁のように見えるのはガク片である。ガク片は5個、そり返る。雄花の雄しべは合着して1本の筒になり葯は先端にかたまってつく。雌花は雌しべが雄しべの筒上に立ってとがり柱頭は広がっている。果実は袋果で種子が成熟する前に裂開する。果実は中空で水に浮き海流で散布される。 |
全体の様子 平成15年7月1日 神戸 |
円錐花序 平成15年7月1日 神戸 |
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雌花 平成16年7月14日 東播磨 |
雄花 平成15年7月30日 東播磨 |
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青緑色の樹皮 平成15年7月1日 神戸 |
葉 平成15年7月1日 神戸 |
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果実 平成15年10月18日 神戸 |
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