山地の明るい林内に生える。樹皮は灰褐色で縦に裂け目が入り少しねじれる。枝葉よく分枝し新枝は緑色で縦に溝がある。葉は互生で枝の先に密につく。葉は長さ3〜10cmの倒被針形、先端は鋭くとがる。上半部に浅い鋸歯がある。質は革質で表面は光沢がある。葉柄は3〜8o。枝先の葉腋から長さ10〜15cmの円錐花序をだし下向きに並んだ花が多数つく。花は白色で長さ6〜8oの壺形。果実は直径5〜6oの扁球形で上向きにつき褐色に熟す5裂する。
我が背子に 我が恋ふらくは 奥山の あしびの花の 今盛りなり (万葉集)
花は白くすずらんの花に似てとても清楚で美しい。しかし、馬が食べると酔ったようになうことからついた馬酔木と書く。馬に限らず動物や人間も呼吸中枢を麻痺させる有毒植物だ。 |
満開の花咲く光景 平成21年3月8日 神戸 |
壺型の花 平成22年2月6日 神戸 |
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葉 平成21年2月19日 神戸 |
葉の裏 平成21年2月19日 神戸 |
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若い実、上向きになっている 平成15年7月21日 神戸 |
5裂した果実 平成22年2月8日 神戸 |
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赤味を帯びて目立つ新葉 平成21年5月31日 神戸 |
縦に裂け目が入り少しねじれた樹皮 平成22年2月8日 神戸 |
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老いた実とともに新しいツボミが見える。 平成14年12月28日 神戸 |
ボミがほころびはじめた。 平成15年1月24日 神戸 |
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