ケケンポナシ
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 クロウメモドキ科  ケンポナシ属
漢字  毛玄圃梨 種類  落葉高木  雌雄同株 高さ20mほどになる
花期  6~7月 果実  核果 9~10月に紫褐色に熟す 果柄は花のあとふくらんで果期には肉質になり食べられる
分布  本州(西部)、四国  
山野に生える。幹は直立し20m位になる。神戸では見ることが多い木である。樹皮は暗灰色で網目状の縦の割れ目が多い。本年枝は暗紫色、葉は互生、2~5cmの柄がある。葉は広卵形、先はとがる、基部は円形、基部から3個の脈が目立ち葉の裏では隆起する。葉裏の脈上に褐色の毛がある。枝の先に集散花序をつけ淡緑色の5弁の小花が集まって咲く。花弁は5個、雄しべを両側から包み込み、やがて反り返る。萼片も反り返る。花床には毛が多い。雌しべは1本。果柄は花のあと膨らんで果期には肉質になり食べられる。果柄の先の核果はけい~8mmの球形で褐色に熟す。枝や葉の裏、果実に褐色の毛が多い。葉は乾くと赤褐色になる。 「テポウナシ(手棒梨)が転訛したものといわれています。まるい果実をささえる手(果柄の一部)が肥大、肉質の棒状になっているところが、手に見えることからついた名前と考えられます。(名前といわれ 木の写真図鑑③  杉村 昇著 偕成社 より)」
実がなる光景        平成21年11月2日  神戸 花             平成19年7月28日  神戸
実               平成20年8月24日  神戸 ふくらんだ果柄は食べられる  平成19年10月20日  神戸
顔がのぞく種         平成16年2月1日  神戸 葉           平成15年6月28日  東播磨 
葉が落ちた冬の姿        平成21年3月28日  神戸 幹             平成21年4月11日  神戸