キブシ
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 キブシ科  キブシ属
漢字  木五倍子 種類  落葉低木 高さ2〜4m
花期  3〜4月 果実  液果 7〜10月に黄褐色に熟す 楕円状球形
分布  北海道(西南部)、本州、四国、九州  日本固有  
雑木林や林縁、湿り気のある谷などでよく見る。春を告げる春黄金花の一つである。葉は互生、葉は長楕円形〜卵形で縁に鋸歯がある。形の変異は大きい。葉柄は1〜3cm。葉の展開前に長さ3〜10cmの総状花序がすだれのように垂れ下がる。雄花序は長く、雄花は淡黄色、雌花序は短く、雌花は淡黄緑色である。花は鐘形で花弁4個、ガク片4個(外側の2個は小さく、内側の2個は大きくて花弁状)。雄しべは8個、雌しべは1個ある。雄花では雄しべが大きい。雌花は雄花よりやや小さく子房がよく発達する。果実は硬く乾いた液果で楕円球状形、7〜10月に熟す。名のフシ(五倍子)はヌルデの若葉につく虫こぶのことで、粉にして染料のタンニンをとる。キブシの果実を五倍子の代用として使った。ここからキブシの名がついた。また、昔は髄を灯心に使われた。江戸時代にはお歯黒の材料として利用されていた。
花咲く光景            平成18年4月7日  神戸 新芽と固いつぼみ         平成16年2月21日  神戸
すだれのような雄花序     平成20年4月12日  神戸 淡黄緑色の雌花序        平成20年4月12日  神戸
雄花            平成20年4月12日  神戸 雌花           平成20年4月12日  神戸 
葉の裏と若い実        平成20年5月19日  神戸 ふくれた実と来年のつぼみ   平成20年9月7日  神戸
熟した実           平成20年11月9日  神戸 葉柄が赤い葉          平成20年5月19日  神戸
幹               平成20年5月19日  神戸