コウヤボウキ
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 キク科  コウヤボウキ属
漢字  高野箒 種類  草本状の落葉小低木
 細くてかたくよく分枝する
、高さ0.5〜1mほど
 短い毛がある
 本年枝には卵形のが互生してつく
 2年枝にはやや細長い葉が3〜5枚束生する
 ふちに浅い鋸歯がまばらにある
 3脈が目立つ
 花期 9〜10月
 
一年目の枝の先に筒状花が白色の頭花が1個ずつつく
 頭花は白い筒状花が十数個集まってできている
 雄しべは集まって棒状になっていて雌しべよりはやく成熟する
 雄しべが役割を終えたあと雌しべはのびて先が2裂する
果実  そう果  11〜12月に熟す
 果実は長さ7oほどで毛が密生する
分布  本州(関東地方以西)、四国、九州 別名  タマバハキ
山地の日当たりのよい林縁などに生える。高さは1m未満。枝は細長い。葉は本年枝には卵形の葉が互生、2年枝には細長い葉が数個ずつ束生する。3年目の枝は枯れる。本年枝の先に頭花を1個ずつつける。(ナガバノコウヤボウキは花を2年枝につける)頭花は5つに深く裂けた筒状花が10数個集まったものである
高野山では他の果物のきなどとともに贅沢の暮らしをもたらす種の木を植えることを禁じた。それで高野山には竹がなかったともいわれている。それで竹箒のかわりにこのコウヤボウキでくった箒を使っていた。といわれている。これで小さな竹を作ってみると、ほどよい弾力があり使い心地はよい。しかし、この箒は小さくて庭ボウキとしては小さすぎます。実際にはコウヤボウキでつくった箒は室内などの狭いところように使われ、庭など広いところの箒はクロモジの枝を束ねた箒が使われていた。
初春の  初子の今日の 玉はばき 手に取るからに 揺らぐ玉の緒  大伴家持 (万葉集)
のうたにあるように奈良時代から正月初子の日に蚕室の掃除をする儀式が行われていた。この玉箒はコウヤボウキでつくった箒のことである。また伏見の酒造りのときに桶(さかおけ)についた「にごり」の泡をふきとるのにコウヤボウキでつくった箒が使われてきている
線形の裂片が強く反っている頭花   平成20年10月11日  神戸 群落の花          平成20年10月27日  神戸
花咲く光景          平成20年11月1日  神戸 種をつけた綿毛       平成21年1月17日   神戸
1年枝では葉は互生    平成20年10月11日  神戸  2年枝で束生する葉    平成21年4月24日  神戸 
種子          平成24年1月11日  神戸 花冠が5裂している小花    平成20年10月11日  神戸
雄性の時期の花       平成20年11月1日  神戸 雌性の時期の花       平成21年10月11日  神戸
新芽が出ている冬の1年枝    平成22年2月8日  神戸 枯れていっている冬の2年枝    平成22年2月8日  神戸
芽生える様子                                            平成27年4月3日  神戸
葉の裏          平成21年4月24日  神戸 新芽が出てきている   平成16年2月21日  神戸