キョウチクトウ
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 キョウチクトウ科  キョウチクトウ属
漢字  夾竹桃 種類  常緑小高木
花期  6~9月 果実  袋果(日本ではほとんど結実しない) 10~11月
分布  インド原産(江戸時代中期に渡来したといわれる)
 
 原爆被爆直後の昭和20年8月末、新聞各紙に「広島は今後70年草木も生えない」との記事が多く掲載された市民は大きな不安をいだいた。(NHKオンラインhttp://www.nhk.or.jp/special/onair/050604.html)ということです。その原爆投下された広島で真っ先に芽吹き人々に大きな力を与えたのがキョウチクトウです。このことからキョウチクトウは広島市の市の花になっています。大気汚染などの公害や水害に非常に強い。高度経済成長の時期、公害や水害に悩んでいた兵庫県尼崎市はキョウチクトウを多く植え、市民に緑と美しい花を楽しませた。尼崎市の市の花もキョウチクトウです。
葉が細く竹の葉に似ていること、花が桃の花に似ていることから名がついた。幹は根元から分枝して株立ち状になる。全体に有毒な成分を含む。狭楕円形の葉はふつう3個づつ輪生する。ふちは全縁、厚い革質で両面とも無毛、表面は光沢がある。花冠は直径4~5cmの高杯形で直立してつく、上部は5裂して平開する。八重咲きの品種もある。
 全体の様子(植栽)     平成15年6月14日  東播磨 株立ち状の幹(植栽)    平成16年6月20日  東播磨

一重の花(植栽)      平成16年6月20日  東播磨 八重咲きの花(植栽)      平成16年6月20日  東播磨
果実(植栽)        平成20年3月9日  神戸 種(植栽)        平成20年3月9日  神戸
3個輪生する葉(植栽)    平成16年6月20日  東播磨