タイミンタチバナ
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                               タイミンタチバナ 
 サクラソウ科 (旧ヤブコウジ科)  タイミンタチバナ属
漢字  大明橘 種類  常緑小高木   雌雄別株
 樹皮は紫色を帯びた灰褐色、淡褐色のいぼ状の皮目が多い
 高さ5~7mぐらい
 互生
 葉身は倒被針形または線状長楕円形(長さ5~12cm、幅1~3㎝)でふちは全縁
 革質で表面は光沢がある
 裏面は淡緑色で主脈が隆起する
 両面とも無毛
 葉柄は長さ0..3~1.2cm
 花期 3~4月
 葉腋に淡緑白色または淡黄色の花を3~10個束生する

 
花冠は直径3~4mmで5裂する
 
花冠は淡緑白色を帯び暗紫色の点がある
 
雄しべは5個、葯は卵形で大きく、花糸はごく短い
 
雄花は雌しべは退化している
 
雌花は花柱が大きく柱頭は舌状である。5本の雄しべは小さい
 ガク片は5個
果実  核果 
 球形で径5~7mm
  10~11月に黒紫色に熟す 翌春まで残る
分布  本州(千葉県以西)、四国、九州、沖縄 別名  ヒメノキ、ソゲキ
名前のいわれ 兵庫県絶滅危惧種Cランク
神戸市絶滅危惧種Cランク
この木は神戸ではわずかにある原生林内で見る。その林内はクロバイやウバメガシなど暖地性の植物が多い。樹高は5~7mぐらいになる。葉の形はキョウチクトウの葉に似ている。表面は革質で光沢がある。花は葉腋に多数集まってつく。花冠は直径3~4mmで5裂する。花冠は淡緑白色を帯び暗紫色の点がある。雌花は花柱が大きく柱頭は舌状である。5本の雄しべは小さい。雄花は雌しべは退化している。花糸はごく短く大きな葯が目立つ。果実は球形で径5~7mm、集まってつき秋に黒紫色に熟す。
葉が茂る様子        平成24年10月21日  神戸   花穂と葉             平成19年4月29日  神戸
雌花              平成19年4月29日  神戸 雄花           平成19年4月29日  神戸
実がなる様子      平成24年10月21日  神戸 熟した実       平成22年12年26日  神戸
樹皮           平成22年12年26日  神戸 小さな木が生えてきている    平成24年10月21日  神戸
葉は革質、表面は光沢がある   平成24年10月21日  神戸 主脈が隆起する葉の裏    平成21年3月29日  神戸
冬芽と葉痕       平成24年10月21日  神戸