山野でよく見る。茎から気根を出し樹幹や岩壁をよじ登る。茎を切ると乳液が出る。葉は林床をはう小さな葉と、他物に登っているところで見る大きな葉とは大いに違う。葉は柄があり対生する。他物に登っているところで見る大きな葉は長さ3〜7cm、幅1.5〜2.5cmの楕円形で全縁、革質で表面には光沢がある。林床ではっているところで見る小さな葉は長さ1〜2cm、幅0.5〜1cmと小形、ふちに波状の浅い鋸歯があるものがあり脈沿いに斑が入る。枝先や葉腋から集散花序を出し、高杯形の花をつける。花冠は直径2〜3cm、上部は5裂し裂片はねじれている。ガクは緑色で5つに裂ける。花は香気がある。果実は長さ15〜25cmの円柱形で海老状に曲がり2個ずつつく。豆の長いさやのように見えるが中には長い冠毛をもった線形の種子はタンポポの種子と似た形をしている。名前のは藤原定家の恋の思いをスクリュウのような形の花があらわしている。とか定家の墓所に生えていたからとか、藤原定家にちなんでつけられている。 |
花咲く大群落 平成21年6月17日 神戸 |
花 平成21年6月20日 神戸 |
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大きな葉と幼い実 平成21年7月4日 神戸 |
若い実 平成21年8月26日 神戸 |
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熟した実と虫えい 平成21年11月3日 神戸 |
実から出てきた種 平成21年12月23日 神戸 |
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大木を登る太い幹 平成21年4月20日 神戸 |
太い幹の個体の木を覆う多数の葉 平成21年4月20日 神戸 |
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タンポポの種に似た種 平成15年12月28日 神戸 |
浅い鋸歯がある小さな葉 平成22年1月10日 神戸 |
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厳しい寒さのとき葉 平成15年2月15日 神戸 |
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