小さな赤い花(雌花の柱頭)と独特な形の実がとにかく目立つ木である。山の谷筋や斜面で見る。株立ち状になり、樹皮は灰褐色でなめらか。葉は互生、葉柄は6~20mm、広倒卵形で先は急に鋭くなる。基部は円形。ふちに不ぞろいな鋭い重鋸歯がある。葉の展開前に開花する。雌花は束生した赤い柱頭だけが芽鱗からのぞいているのが目に付く。雄花序は長さ3~13cm、雄花は雄しべ8個。熟した果実は1~4個が集まり、核果は筒状の総苞につつめれ先端はくちばし状に伸び、全体に刺毛が密生する。堅果は食べられ香ばしい。 |
雌花と雄花の咲く光景 平成21年3月28日 神戸 |
芽鱗から出ている束生した柱頭 平成21年3月28日 神戸 |
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実がなる光景 平成21年8月20日 神戸 |
独特の形の堅果 平成21年8月20日 神戸 |
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若枝は灰褐色 平成21年5月4日 神戸 |
株立ち状の幹 平成21年3月28日 神戸 |
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若葉には紫褐色の斑紋があることが多い 平成21年5月4日 神戸 |
花が終わると葉が茂る 平成21年5月4日 神戸 |
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新芽と雄花のつぼみ花序 平成21年3月15日 神戸 |
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