ナンキンハゼ
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 トウダイグサ科  シラキ属
和名  南京櫨 種類  落葉高木
花期  7月 果実  刮ハ 10〜11月に黄色に熟し裂開し3個の種子を出す
分布  中国原産
  植栽されているものが野生化しているものも見る。裂開した刮ハから出た白く見える種子は非常に美しい。これは種子が白いロウ質の仮種皮につつまれているものである。このロウ質は野鳥の大好物である。鳥に食べられた種子が遠くで排泄され増えていく仕組みは実に見事である。秋のこの木の紅葉も美しい。また昔この種子からロウや油をとったという。まさに南京のハゼである。樹皮は灰褐色で不規則に縦に裂ける。若枝は淡緑色でのち褐色、枝や葉を傷つけると白い乳液が出る。葉は互生、菱型状卵形で先は長くとがる。ふちは全縁。葉の付け根に一対の腺体がある。枝先に長さ6〜20cmの総状花序を出し黄色い花を多数つける。花序の上部に雄花を多数、基部に雌花を0〜数個つける。雄花ばかりの花穂が多い木もある。花は2,3mmの柄がある。雌花の花柱は3個。
花が咲く光景    平成21年7月11日   神戸 基部に数個の雌花がある    平成21年7月11日   神戸 
菱形卵状形で先が尖る葉   平成21年7月11日   神戸 付け根に1対の腺体がある    平成21年7月11日   神戸
   まだ緑色の実        平成15年10月11日  神戸    枝に種が残る光景      平成17年11月20日  神戸
     白い仮種皮       平成16年2月29日   神戸   紅葉が美しい     平成15年11月11日   神戸
   樹皮が不規則に縦し裂ける幹    平成21年7月11日   神戸