乾き気味の山地に生える、コナラ林で多く見る。樹皮は茶褐色、樹皮ははがれやすく幹はまだら模様になる。幹は淡茶褐色でなめらか。冬芽は芽鱗がはがれやすく裸芽になっていることが多い。葉は互生、枝先に集まってつく。1〜4cmの柄がある。葉は倒卵状長楕円形。先端は短くとがる。縁に鋭くとがった鋸歯がある。表面は無毛。枝先から長さ10〜20cmの総状花序を出しウメの花に似た白い花をp多数つける。花弁は5個、雄しべは10個雄しべは花弁より長い。雌しべは1個、柱頭は3裂する。救荒植物としてよく植えられた。法令で定められた救荒植物だったことから令法(りょうぶ)と呼ばれた。〈名前といわれ 木の写真図鑑2 杉村 昇著 偕成社 より〉十分に乾燥させて俵に詰めておくと1年は保存でき、夏の土用に一日太陽にさらし、常時これをかまどの上において煙に当てれば4,5年はもつという(木の名の由来 深津 正、小林義雄著 東書選書 より)牧野富太郎博士はリョウブの満開の白い花が咲く様子を見て、白い旗が積もったようだ。と見てハタツモリと呼んだ。リョウブは救荒食料としての役割だけでなく、器具材、細工物建築材、特に床柱として利用されてきた。また、薪炭としても利用される身近な貴重な木である。 |
花 平成21年7月11日 神戸 |
花咲く光景 平成21年7月10日 神戸 |
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幹 平成18年7月25日 東播磨 |
紅葉 平成21年11月2日 神戸 |
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幹と紅葉 平成15年12月1日 東播磨 |
芽鱗がはがれていく冬芽 平成18年1月6日 東播磨 |
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新葉の光景も美しい 平成20年4月1日 東播磨 |
柱頭の先は3裂 平成21年7月11日 神戸 |
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葉(鋭いとがった鋸歯がある) 平成18年7月25日 神戸 |
葉の裏 平成18年7月25日 神戸 |
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熟れている実 平成17年10月6日 神戸 |
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