リョウブ
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 リョウブ科  リョウブ属
漢字  令法 種類  落葉小高木  高さ8〜10mになる
花期  6〜8月 果実  刮ハ  直径3〜4mmの平たい球形
分布  北海道(南部)、本州、四国、九州 別名  ハタツモリ
乾き気味の山地に生える、コナラ林で多く見る。樹皮は茶褐色、樹皮ははがれやすく幹はまだら模様になる。幹は淡茶褐色でなめらか。冬芽は芽鱗がはがれやすく裸芽になっていることが多い。葉は互生、枝先に集まってつく。1〜4cmの柄がある。葉は倒卵状長楕円形。先端は短くとがる。縁に鋭くとがった鋸歯がある。表面は無毛。枝先から長さ10〜20cmの総状花序を出しウメの花に似た白い花をp多数つける。花弁は5個、雄しべは10個雄しべは花弁より長い。雌しべは1個、柱頭は3裂する。救荒植物としてよく植えられた法令で定められた救荒植物だったことから令法(りょうぶ)と呼ばれた。〈名前といわれ 木の写真図鑑2  杉村 昇著  偕成社 より〉十分に乾燥させて俵に詰めておくと1年は保存でき、夏の土用に一日太陽にさらし、常時これをかまどの上において煙に当てれば4,5年はもつという(木の名の由来  深津 正、小林義雄著  東書選書 より)牧野富太郎博士はリョウブの満開の白い花が咲く様子を見て、白い旗が積もったようだ。と見てハタツモリと呼んだ。リョウブは救荒食料としての役割だけでなく、器具材、細工物建築材、特に床柱として利用されてきた。また、薪炭としても利用される身近な貴重な木である。
花             平成21年7月11日   神戸 花咲く光景         平成21年7月10日   神戸
幹           平成18年7月25日  東播磨 紅葉               平成21年11月2日  神戸
幹と紅葉        平成15年12月1日   東播磨 芽鱗がはがれていく冬芽    平成18年1月6日  東播磨
新葉の光景も美しい    平成20年4月1日   東播磨    柱頭の先は3裂    平成21年7月11日   神戸
葉(鋭いとがった鋸歯がある)   平成18年7月25日   神戸 葉の裏          平成18年7月25日   神戸
熟れている実        平成17年10月6日   神戸