ヤツデ
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 ウコギ科  ヤツデ属
漢字  八手 種類  常緑低木
 高さ1~3mになる
 雌雄同株
 基部から数本立つ
 枝は太くまばらに分枝する
 樹皮は灰褐色
 茎の上部には多数の葉痕があり、縦長の大きい皮目がある
 若い枝は緑色で褐色の長い毛がある
 互生
 枝先に集まってつく
 葉身葉直径20~40㎝で掌状に深く7~9裂する
 基部は浅いハート形
 裂片の縁には粗い鋸歯がある
 質は厚くて表面は濃緑色で光沢がある
 葉柄は長さ30~40㎝
 若葉は花序とともに褐色の綿毛におおわれる
 花期 11~12月
 枝先に球形の散形花序をつけ、白い小さな花を多数つける
 花は花弁は5枚で茎5㎜ぐらい

 上部の花序には両性花がつく、両性花ははじめ雄しべが熟し、雄しべが落ちてから花柱がのびて雌しべが熟してくる(雄しべ先熟)
 下部の雄花序には雄花がつく
果実  液果
 直径7~10㎜の扁球形
 翌年の4~5月に赤紫褐色~黒紫色に熟す、先端に花柱が残る
分布  本州(茨城県以南の太平洋側)、四国、九州
 庭木としてよく植えられている。神戸付近では逸脱したものが林内などで生えている
別名  テングノハウチワ 
海に近い常緑林内に生える。庭などによく植えられていて、神戸付近でも自生しているが、植栽されたものから逸脱したものを山の林内で見ることが多いようだ。
山で花咲く光景           平成22年12月4日  神戸 花序と葉           平成22年12月12日  東播磨
雄花期の両性花            平成22年12月4日  神戸 雌花(この時期は雄しべや花弁は脱落している) 平成22年12月12日 東播磨 
つぼみができてきた        平成21年9月26日  神戸 雄花が咲く花序と雌花が咲く花序   平成21年12月6日  神戸 
若実               平成16年4月17日  神戸 葉の柄は長い           平成22年12月12日  東播磨
幹              平成22年12月12日  東播磨 上部で輪生状につく葉     平成22年12月12日  東播磨
野鳥にタネが運ばれた?、シュロとともに・・ 平成15年12月1日 東播磨