ツメレンゲの一生
      平成14年9月4日 神戸
 地面からツメレンゲの芽が次々と出てきています。
     平成14年9月7日 神戸
左の写真とは別の地点ですが、荒れ地、岩場でたくましく育ちつつありました。
 ・・・環境への強さから、屈強な男にたとえられ、ベンケイソウ科に属してはいても、減少の一途をたどっている。道路の拡張工事などで削られた岩場はコンクリートで覆われ、旧家は老朽化して姿を消してゆく。九五年の阪神淡路大震災を機に、県内では家屋上部の軽量化から瓦ぶきの屋根が減った。再び瓦屋根の良さが見直されてはいるが、ふき土を使わないタイプが多くなった。「空ぶき屋根」に、ツメレンゲが根を下ろす場はないのだ。
「プレハブの家が増えて、あの草は、めっきり見かけなくなった」と、半世紀以上にわたって日本各地の屋根に登り続け、瓦を知り尽くした野水隆雄さん(69)はつぶやく。「名も知らんふき土を弱らせる厄介者やけど、長い年月を経た屋根にしか見ん。眺めていると、その家や町の歴史を雄弁に物語っているようで、敬意すら感じたねえ」

 そんな草と運命を共にしているチョウがいる。クロツバメシジミだ。幼虫はこれを食草とし、成虫は花のミツを吸う。あまり生まれた場所を離れず、ツメレンゲのそばで一生を過ごす。

     神戸新聞 2000年11月23日    「いのちの まほろば 11 ツメレンゲ」より抜粋
もくじ

ツメレンゲ

平成14年9月23日  神戸
 
かなりのびてきました。 もうすぐ花が咲くかなぁ〜
平成14年10月12日    神戸
 かなり成長していましたが、花はツボミふくらむという状態でした。
しかし、よく見ると右のように花が少し咲いているものもありました
平成14年10月22日  神戸
やっと花が咲きました。