特異なノグルミ(クルミ科) 
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 近くの山を歩いているとノグルミの花がたくさん咲いている。ノグルミの花は夏の到来を知らせてくれているように思う。ところで、この木の花を見ていたらどれも雄花序ばかりで、雌花序が見当たらない。ノグルミは雌雄同株で花は「・・頂生の1個が雌花序で長さ約2p、そのまわりに長さ4〜10pの雄花序が10個ほどつく。雌花序の先にも雄花序がつく・・・」(山渓ハンディ図鑑3 樹に咲く花 離弁花1)と載っているのに・・・。雄花序ばかりだったら雄株だ。そこで昨年見た変な変化のノグルミを思い出して、花序群をよく見た。すると熟し切った雄花序群のそばで小さな花序群ができている・・・。その小さな花序群の真ん中には雌花序がある。このノグルミの木は花が2度にわたって咲くのだ。最初は雄花序ばかりができ、2度目に雌花序を含んだ花序群ができる。この様子を「ノグルミの花の観察(今のまとめ)」としてブログに載せている。クリックすると「ノグルミのページ」へ
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