ハナイカダ(ミズキ科)   
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近くの山を歩いているとハナイカダの実が黒く色づき始めていた。ハナイカダは葉を筏(いかだ)にたとえ、葉の中央にできる花や実をいかだを操る人に例えて名がつけられている。この様子を見て「なるほど、うまく名づけたものだ」と思うのだが、筏が姿を消してから長い年月がたつ。わたしも皮をいかだで木材が運ばれる様子はおぼろげでしか知らない。今の堤防に囲まれ水の多くがが底にもぐっている川ではいかだは到底流すことができない。ましてダムや堰があればいかだを流すことは無理である。むかしはもっと水と仲よく暮らしていたように思う。昔の良き時代の光景を今に伝えているハナイカダだと思える私である。クリックすると「ハナイカダのページ」「ブログのハナイカダの花から実へ」「ブログのハナイカダ」へ

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