イヌビワ(クワ科) 
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 近くの山を歩いているとイヌビワの葉が黄色く染まり輝いていた。イヌビワは本州南部から沖縄県にかけて分布している暖かい地方で多いものだが落葉樹だ。イヌビワの花は春に咲く。といってもイチジク(無花果)の仲間だから、イチジクと似た実のような果嚢の中で花が咲くから外からは花は見えない。秋に実は黒紫に熟す。そして今、落葉する準備をしている時期だ。それなのに「実」ができているイヌビワがある。イヌビワは雌雄異株で、この時期「実」ができているのは雄株なのだ。イヌビワはイヌビワコバチに受粉を助けてもらう。イヌビワコバチがいなければ実ができないのだ。そこで大切なイヌビワコバチが寒い冬を乗り越えてもらうために、イヌビワは雄株に「実」のようなイヌビワコバチが冬を温かく過ごせる「ホテル」をつくっているのだ。クリックすると「イヌビワのページ」「ブログのイヌビワについて自分なりにまとめてみた」へl
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