大木を見たら、このように、切れ込みのない葉をもった記である。
平成15年2月21日 神戸
大きな木の葉をもう少し近づいてみたら、切れ込みがないのが
わかる。 平成15年2月21日 神戸
カクレミノの若木。左の大木の葉と同じ木の葉とは
考えられない。 平成15年2月21日 神戸
1本の木にいろいろなかたちの葉をつけて
いる、カクレミノをよく見かけますね。
平成15年2月8日 神戸
クレミノというのは葉が切れ込む特徴があると、思っていた
。ある時、大木をめにしたが、名がわからない。カクレミノが考
えられるのだが、葉に切れ込みがない。その木の名前はわ
からないまま時が過ぎていった。
植物に興味が出てきて、植物を求めて歩くようになった。
おおくのカクレミノに出会った。切れ込みのない葉がほとん
どの大木。切れ込みの大きい葉ばかりの幼木などに出会っ
た。切れ込みがない葉といろいろな切れ込みのある葉が
ある木も多く見た。
こんなに、葉の形が多様性に富んだ木は、私は他に例を
知らない。おもしろい木である。
わくわく体験植物見聞録 その10 (カクレミノ)
・・・・想像上の宝物の一種に隠れ蓑というのがあり、
これを身につけると姿が見えなくなる。といわれる。
一切の願いが立ちどころに叶えられるという如意宝珠
打つと好きなものがなんでも出てくる打ち出の小槌などと
ともに、鬼や天狗の持ち物とされ、昔話によく出てくる
不思議な代物である。これらの宝物を絵模様にしたのが
いわゆる「宝づくし」で、これに描かれた隠れ蓑に葉の形が
よく似ているので、カクレミノといったものである。
昔は、「宝づくし」の模様を振り袖などに用いたから、
誰しもその語源を実感できたが、そうした実体が失われた
今では、その名の由来が、わかりにくくなってしまった。・・・・
(植物和名の語源 深津 正著 八坂書房)